ハワイの植物水彩練習とイラスト、ハワイの言い伝え

インスタグラムで

ハワイの植物と女の子の水彩イラスト、

10日間続きました。

今回はナウパカというハワイの花にまつわる言い伝えを

イラストと一緒にご紹介したいと思います♪

前回までのブログは下のリンクからどうぞ♪

ハワイ植物イラストと言い伝えブログ1

ハワイ植物イラストと言い伝えブログ2

 

今回は7日目のイラスト、

ナウパカマカイ( Naupaka Kahakai/ Naupaka Makai)。

マカイ(Makai)とはハワイ語で「海」という意味です。

イラストでは小さくて表現できませんでしたが、

このお花は、花びらが半分ちぎられたように

半月の形にしか花びらをつけません。

この大きめの花びらのナウパカは海に咲きますが、

もうひとつ、

山に咲くナウパカカマウカ(Naupaka Kauihiwa/ Naupaka Mauka)

もあり、

この海と山に咲くナウパカには

悲しい恋人の伝説があるんです。

そう、

ペレ

とはハワイの神様の中でも良く知られている

火の神様です。

そしてペレには姉妹がいて、

その中に美しく優しいプリンセス、ナウパカ姫もいました。

人々にとても好かれていたそうです。

感情を激しく表現するペレは

自分より皆に好かれる

このナウパカに嫉妬していました。

ある日、ナウパカはカウイという

美しくハンサムな漁師の青年に恋をしました。

しかし、ナウパカは王族の姫であり、

王族ではないカウイとは結婚はできない掟。

ナウパカは姉のペレのところへ助けを求めに行きました。

ペレはこのハンサムなカウイを見るやいなや、

ペレもこのカウイを気に入ってしまいました。

ペレはカウイにペレと一緒に住むように言いますが

青年はナウパカを愛していること伝え断りました。

そしてペレは怒り、

その場でカウイを殺してしまいました。。。

ペレが怒ることで、島の何もかもが変化してしました。

鳥やハチたちも飛ぶ事をやめ、

至るところに火柱が立ち、

恐ろしい場所に変わりました。

ナウパカ姫は流れる溶岩が届かないだろう山へ隠れましたが

ペレは山の上にも溶岩を投げ、

可哀想にナウパカ姫は死んでしまいました。

数日後、カウイが死んでしまった浜辺に花が咲き、

ナウパカ姫が死んでしまった場所にも花が咲き始めたそうです。

どちらの花も花びらが丸くなく、

ちぎられたように半分しか花びらを持たない花。

ナウパカです。

この海辺に咲くカウイの花ナウパカマカイと

山に咲くナウパカ姫のナウパカマウカは

いつか一緒に咲く時に

二人は一緒になれるだろう、と言われているそうです。

 

ハワイに住んでいた頃に訪れた

自然いっぱいの浜辺や

山や谷を見て

寂しく悲しい想いになることがありましたが

それは愛する人と一緒になれなかった

ハワイの神々の気持ちを

感じ取った瞬間だったのでしょうか。

ナウパカの写真をお借りしたサイトはこちら♪

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Starting my own journey in Art:自分のアートを探す旅開始

After my experience in Andrea‘s workshop (see previous blog post) , I began experimenting with techniques and materials, in the hope to discover my own “painting voice”. Going from being told what to do, to figuring it all out on your own is a difficult step. You doubt about pretty much everything: your technique, the quality and relevance of your work. Luckily for me, a few orders took my mind off the big question and forced me into the most important thing: just keep doing the work. Amazingly enough, I sold a few of these early pieces that while not as good as what I would do today, are still very dear to me, which is why I would like to talk about some of them.

アンドレアさんのアトリエでの経験の後、自分の「作品の声」を見つけるために色々冒険を始めました。言われて描くところから、自分でどう描いていくか見つけるプロセスは難しい段階。テクニック、質、それにちゃんと描けているかどうかなど、色々な疑問でいっぱいになっては不安になりました。ありがたいことに、この不安からちょっと離れさせてくれ、ただ描くことに集中するという大切な事に目を向けさせてくれたのがいくつかの絵の注文でした。驚いたことに、今よりもっとまだまだの状態だった作品が何枚か売れていきました。その一つ一つの出来事が私にとって大切な宝のようなので、その時のことについてブログにしたいな、と思いました。

What ingredients does one need to create quality artwork? Technique is the first thing that comes to mind, but clearly can’t be the only thing that matters. How do I reach and speak to the person who is looking at my painting and make her/him experience something that will move him/her? Those are the questions that I keep asking myself every time I work on something: the ingredient that adds to the piece the culinary equivalent of ‘umami’, something invisible and yet present and potent.

Do you think there is such a thing as a flavor for artwork? Have you tasted it? I suppose everybody’s sense of taste for art is different, nurtured by our life experiences and what one may find sweet will taste bitter to someone else. Being able to give my work the right savor is what keeps things interesting: even if the topic is sometimes the same as I can make several versions of the same piece, I keep whomever this one is destined to in mind and feelings feed the final result!

作品の質を深めるために必要な材料って、皆さんはどんなものだと思いますか?技術は一番最初に思いつく大切なものですが、それだけでは表現できない何かがあるような気がします。手にとって作品を見てくださる方々の心に響くような経験ができるような作品を描ける自分になるには。。。?何かをする時、描く時はいつもこの疑問が頭のどこかにあって自分に問いかけ続けています。きっと料理でいう「うまみ」のような、目に見えなくても存在する何かがきっとあって、それぞれの人生の経験や感覚によって、違う形でその「うまみ」を絵画に触れる時に味わっているのでしょう。皆さんは、その味を味わったことがありますか?見た人の感じる味は、人によっては甘いものになり、苦いものになるのだろうな、と思います。同じテーマの作品でも手に取る方の経験や感性で感じるものが風味となって、最後のタッチを付け加えてくれるスペースを残すような作品を描くことができたら、自分の中で良い仕事になったな、と感じることができるのでしょう。

My artistic journey is also given rhythm by my life journey. After a total of more than 10 years living in Hawaii, in the summer of 2013, my husband and I moved to the city of Nice on the French Mediterranean Coast. I’ll start introducing a few of the paintings I’ve made between 2013 and 2015, as I was settling in my new environment.

自分のオリジナルの表現を見つける旅は、人生の冒険そのもののリズムとも重なっています。こうして自分の作品を描き始めたと同じ頃、合計10年以上過ごしたハワイ島から2013年、夫と共にフランスの地中海沿岸、ニースの街に移動することになりました。ここで一度、2013年から2015年の間、私にとっては本のページを一枚めくるような変化の時でした。その頃に描いた作品を少しづつ紹介したいと思います。

 

Today’s painting 今日の作品です。

 

This piece was inspired by the wonderful sight of a beautiful Poinciana tree (also known as a flame tree), against a shallow water background spotted on the Kona (leeward) side of the Big Island of Hawaii. The original piece (acrylic on canvas) quickly became a hit amongst my friends, got me plenty of positive feedback and a few orders.

この作品は、ハワイ島西側にあるコナで見た、エメラルド色の浅瀬のビーチを背に立っていた大きなポインシアナの木の風景に触発されて描いたものです。この一枚はキャンバスにアクリルで描いた作品で、フェイスブックにアップしたところ、つながっていた友人からたくさんの嬉しいフィードバックをいただき、ほぼ同時にいくつか注文をいただきました。

I ended up making several versions of this painting, all based on the same idea, but with variations, and in different sizes… call if “painting jazz” if you like! This painting was one of first larger paintings that I created on my own. The colors and the theme are tropical, and my clients were Japanese and Americans who love the peculiar atmosphere of Hawaii. The process was similar to what I was doing in Andrea‘s atelier only this time, the piece was my sole responsibility. Each time, it took quite a bit of time to reach the point where I was satisfied with my work. Often, I’d think of how Andrea would tackle the work, and picture him applying his brush to the painting. Although thousands of kilometers away from him, it is as if he were with me. This can get anybody going anywhere: accepting a person as a mentor in one’s heart and keeping the connection alive, despite the distance, and that, regardless of the field.

時間差で最初の一枚は最初に声をかけてくださった方の手に渡りましたが、最終的に、何枚も同じテーマで違うサイズのキャンバスに描くことになりました。「絵でジャズ!」というところでしょうか?この写真の一枚は、この頃自分一人で描いた作品の中では一番大きなものでした。色やハワイの雰囲気いっぱいのトロピカルなテーマだったので、日本の方やアメリカ本土から来ていた方に人気でした。描き方のプロセスはアンドレアさんのアトリエで学んだものですが、最初から最後まで自分の手で終わらせました。描く段階の中で、納得できる状態にするまで時間がかかりました。描きながらアンドレアさんならどう描くか、どう筆を動かすか、彼が描く姿を頭に浮かべながら作業しました。今はマウイ島に住むアンドレアさんとフランスとでは距離はとても遠いですが、今でも師匠としてアンドレアさんの存在は大きなものです。師匠と呼べるだれかがいるということは、場所が離れていてもその師となる方との繋がりを生きたものとして持ち続けることで、その分野での成長を促してくれるものだと思います。

I can reproduce an Acrylic painting with same theme.

Please feel free to contact me by the comment below or Contact information

今でもアクリル絵の具で同じテーマの作品を描くことができますので、下のコメント欄かコンタクト情報 にお気軽にご連絡ください。

 

Fancy Granny Stories おしゃれなおばあちゃんのお話 4

何かを思いついたように

家を飛び出したおばあちゃん。

おばあちゃんが大好きなポピーちゃんも一緒のようです。

大波に向かって進む船、

おばあちゃんは望遠鏡を覗いています

が、

何が見えるのかな?

ハートやお花のような

波の模様?

到着したのは砂の上。

不思議な力がいっぱいの島。

おばあちゃんは早速

やさしく厳しい

海の波間に

あったかい

キスのご挨拶。

いっぱい、いっぱい、

大好きな島へ

愛情表現。

お友達もいっぱいいます。

元気いっぱいの

緑や黄色、

赤や青の

カラフルな

それはそれは

輝くみんなが

待っています。

島の上にも

海の中にも。

お久しぶりね、ウミガメさん。

今日はどこまで

案内してくださるかしら?

緑や黄色

赤や青、

ここでもいっぱい

輝くみんなが

待っています。

おやおや、おばあちゃん

スカートがめくれています。

ぶんぶん

大きく

足を広げて

水を

蹴ったら

お口から

空気の泡

ぽん、ぽん、ぽん。

あらあら不思議

お花になった。

浜に戻ったおばあちゃん

ぺたぺた

パンパン、

お砂でお山を

作っています。

ふと遠くから、

不思議な声が聞こえます。

太陽さん、

遠くに何が見えてるかしら?

みんな笑顔でいるかしら?

きらきらお月様に導かれ、

今度はおばあちゃん、

海原へ。

ぽーんと飛び出し

ひとっ飛び。

お水の上を

ぴしゃぴしゃ

ポワン

おばあちゃんの足元に

丸るく

輪っかを

生み出しながら、

ぴしゃぴしゃ

ポワン

声が聞こえる

海の向こうへ。

みんなが笑顔でありますように。

★★★★★★★★★★★★★★

他のおしゃれなおばあちゃんのお話とイラスト