展示のお礼と製作過程での裏話:Behind-the-scenes story of making illustration

The exhibition was extended until this week, and now it is over.

I would like to express my gratitude for BD Fugue Cafe , Gérard Moreau, and friends who visited the exhibition!

Especially, Sandra, who helped installing the works and even sold them for me…!

Thank you very much!!!

Even though I displayed only 5 illustrations, many friends took time to visit the exhibition.

I also thank to someone who bought my works during the exhibition.

先週から1周間延長になった展示が無事に終了しました。

BD Fugue Cafeさん、 Gérard Moreauさん、そして忙しい時間の中見に来てくださった友人の皆さん、

そして特に、カフェで作品を展示し、作品を売ってくださったサンドラさん、

本当にありがとうございました!

展示していた作品は5点、と少なく、

小さな展示だったにもかかわらず、色々な方が訪れ、

お店に訪れたお客様もご覧になってくれ、絵を買ってくださった方もいらしたそうです。

皆さん、時間を割いて見に来てくださり、本当にありがとうございました!

 

Since the exhibition is over, I would like to share with you the illustrations that I displayed.

You may feel some are strange and little bit scary.

I prepared illustrations in fantasy for adult.

I also tried to express the atmosphere of my country , Japan.

I hope you can enjoy the fantastic atmosphere with these works!

今回は大人向けのファンタジーの雰囲気で描いた作品ということで、少し不思議で怖い雰囲気の作品もありました。

また、生まれた国、日本の雰囲気を加えて作品にしてみました。

展示も終了しましたので、ここで作品を紹介させていただきたいと思います。

楽しんでいただけたら嬉しいです★

「ささやき: Whispering Voice」

黒インク、ガラス絵の具、黒ペン: Indian Black Ink, Glass Painting, Black pen

製作過程での裏話:Behind-the-scenes story

I wanted to try and started testing an Indian black ink on a paper, and ended up as one illustration.  In this image, I used an image of my dream that I had when I was about 8 years old. The dream had a very sad story, and I don’t know why I had such a wired dream at that time.

Here is a brief story of the dream:

There were 3 children. One was a girl who wore a bright red Japanese traditional clothes, and two others were boys. Except the bright colored Japanese clothes on the girl, everything was black and white. They always talked and played together. The two boys loved the girl, and the girl loved one of the boys. The girl and one of the boys told their love each others and decided to tell the other boy about their relationship. One day, the two boys were talking at the top of the small hill near a big pond. One of the boys confessed his love for the girl and their relationship, and the other boys got confused and angry inside of him. Suddenly, the boy who just found out the realty,  got very upset and pushed his friend strongly to the pond… The one who confessed was  drowned in the pond… The boy who killed his friend ran to the girl’s house. He did not have any regret or bad feeling about what he had done until he saw a very very strange thing at the girl’s house. At the girls house, there were all family and the relatives of the girl sat down crying around the open hearth. The boy slowly entered the house, and looked at the hearth where people were crying at. He could not believe what he saw. There was a big pan on the fire place, and inside of the big pan, a doll wearing the bright red Japanese clothes was bending its body with its blue color face. The doll was the girl who he loved. No one knew how she died. The boy started feeling a great regret for what he had done.

I clearly remember the image of the dream. I’m wondering if the dryad in this illustration is trying to tell the girl about the sad future or inviting her to their world…? I tried to express the mysterious atmosphere in this illustration.

この作品は黒いインクを筆で使ってみたくて描き始めたものです。ガラス絵の具と黒の組み合わせが素敵だろうな、と描き始めました。実は、このイメージには、小さい頃に見た夢をモデルにしています。8歳頃だったでしょうか。それは悲しいお話で、8歳の私がどうしてこういう夢を見たのか今でも不思議です。そのお話では、3人の子供が登場しました。一人はこのイラストに描かれたような、派手な赤い着物を着た女の子。他の二人は着物を着た男の子達でした。この女の子の着ている赤い着物以外のものは全て白黒。二人の男の子はこの赤い着物の女の子を好いていました。そして女の子も、二人のうちの一人の男の子を好いていました。女の子とその男の子は想いを語り合い、もう一人の男の子に伝える決心をしました。そしてある日、二人の男の子が沼の辺りで会い、女の子と想いを通じあった男の子がもう一人の男ののこにその事を伝えていました。すると、好きな子を取られてしまったと思った男の子が殺気を起こし、女の子の事を伝えた男の子を沼に突然突き落としてしまったのです。そして彼は急いで女の子の家に向かいましたが、何やら様子がおかしいのです。家に入ると女の子の家族が全員集まり、囲炉裏の周りを囲んでいました。そう、女の子は亡くなっていたのです。男の子は驚きつつも囲炉裏に近づきました。すると、その女の子は赤い着物をまとったまま人形になり、囲炉裏の鍋にすっぽりと収まっていました。。

この夢は小さかった私の脳裏にしっかり残りました。このイラストの中の木の妖精は、女の子に悲しい未来を伝えているのでしょうか、それとも、そんな悲しい未来よりも、こちらへおいで、と誘っているのでしょうか?そんな不思議な雰囲気を出してみようと描いたイラストです。

「藤:Japanese Wisteria」

黒インク、水彩、ガラス絵の具、黒ペン: Black Indian Ink, Glass Painting, Water Color painting, Black Pen

製作過程での裏話:Behind-the-scenes story

I love Japanese Wisteria. To me, this flower has not only such a stunning perfection of beauty, but also a presence of mystery. The shape of the trunk and the branches make  me feel that way. When I realized, I started drawing a dryad on a paper without any hesitation.

日本の藤。本当に美しいこの花。私には藤の花が美しいだけでなく、神秘的な不思議さの印象を与えてくれます。木や枝の形がそう思わせるのかもしれません。気がついたら、何の躊躇もなく、木の妖精、ドライアドを描き始めていました。

「こいのぼり:Koi-nobori ( Carp Streamer)」

黒インク、水彩、ガラス絵の具、黒ペン: Black Indian Ink, Glass Painting, Water Color painting, Black Pen

製作過程での裏話:Behind-the-scenes story

In this painting, there are several reasons. The first reason is simple, a desire to express Japanese atmosphere. These Carp Streamer shaped like fishes  represent the strength to achieve goals because these fishes can swim against the river stream. a symbol for Boy’s day( May 5th) in Japan.  According to Japanese American National Museum, the carp was chosen as a symbol for Boys’ Day because “the Japanese consider it the most spirited fish — so full of energy and power that it can fight its way up swift-running streams and cascades. Because of its strength and determination to overcome all obstacles, it stands for courage and the ability to attain high goals. Since these are traits desired in boys, families traditionally flew Koinobori from their homes to honor their sons.” (Japanese American National Museum, 2006). But, here, I drew a young woman because I wanted to express the strength of whole people in this planet who have the ability to adjust to the environment and fight against the hardships. I thought that I can draw a woman since they can give a birth and raise children. I tried to express “the ability to adjust to the environment” by drawing the women’s hair merging to the view, also, I just love the style of merging hair to the nature.

この作品は単純に日本を表現したかった、という理由と、鯉が水流に逆らって川を上がっていく強さを表現したかったことから出来ました。鯉のぼりなのに、どうして男の子ではないか。それは環境に順応しながら逆境に立ち向かう人間自体の強さを表現したかったから。女性の髪の毛を海や後ろの丘のような雲のような部分になっていくようにしたのは、環境に順応する、という部分を表現するためなのと、髪の毛を自然のものに融合させることがただ単純に、好きだから♪そんな感じで出来上がった作品です。

「独創性: Unique Expression」

黒インク、水彩、ガラス絵の具、黒ペン: Black Indian Ink, Glass Painting, Water Color painting, Black Pen

製作過程での裏話:Behind-the-scenes story

In this illustration, I had an image from the beginning. I tried to express the beauty of a person’s heart as flowers. I think these flowers of heart can appear in action and behavior naturally to adorn oneself. Actually, I was preparing another illustration for the exhibition, but in the last minute, I changed my mind, and started working on this illustration. I finished this the day before the installation day. There are many other illustrations I did not display at the exhibition.

この作品は、このイメージのまま、人の心がそのまま表に現れる様子を想像して出来上がりました。展示直前まで他の作品にしようと思って用意していたのですが、最後の最後でもう一枚、とこの作品を3日前くらいに描き始め、前日に終わらせて展示用の一枚になりました。展示のために用意したけれど展示されなかった作品は何枚もあります。

「母なる海:Mother of the Sea」

黒インク、ガラス絵の具、黒ペン: Black Indian Ink, Glass Painting, Black Pen

製作過程での裏話:Behind-the-scenes story

I did not plan the final image for this illustration. I dropped little bit of glass painting medium on a paper, and these spots looked like a golden fishes for me. That is the beginning for this illustration. After having the idea of the golden fishes, I started following the shape and making outlines with a black pen. Then, I continued adding tiny lines with the black pen, and I started having a final image of this illustration. The lines with the fishes remind me the flow of water of the sea. Since the sea is called ” Mother nature”, I drew a face of a woman on the left on top. Then, here it is, one illustration was born.

この作品はガラス絵の具を初めて使った時に試しで勢い良く垂らしたガラス絵の具が、金魚の形に見えたことからできた作品です。透明のガラス絵の具を数種類紙に垂らし、その絵の具が乾いた後に油性ペンで形を型取り、周りの細かい線を付け足してこの作品が出来上がりました。描き始めた時はまだ左上の女性の顔を描く予定はなく、細かい線を描きながら魚の住む海を思い浮かべ、その海が母、と呼ばれていることから、女性の顔を描くことにしました。そうやってこのイラストが出来上がりました♪

Fancy Granny Stories おしゃれなおばあちゃんのお話9

段々と夏に向かう暖かい小さな丘の上の村の細い路地に

おしゃれなおばあちゃんが

ちょこんと座っています。

よくよく見ると、

壁に沿った弦の上。

何を想って座っているのでしょう?

細い道には

風がひゅー。

遠くの音が風に混ざって聞こえてきます。

するとおばあちゃん、

吹き抜ける風と一緒に

ぴょーん!と跳ねて

村の外に飛び出して

海に浮かんだ小さな島を

ぴょんぴょん、

飛んで

あったかそうな

おひさまを

片手に持って

ひとっ飛び!

大きな島にたどり着くと

お腹が空いて一休み。

おしゃれなパン屋はBoulangerie。

おひさまいっぱいのあったかい島で

おひさま色でぱりぱりの

あったかそうなバゲットに

みんなとっても幸せそう♪

おやおや?

ふ、と気がつくと

なにやらたくさんの小さなアリさんが

よいしょ、よいしょと

小さなバゲットの粒を運んでいます。

おばあちゃんは興味いっぱい!

ずーっと、じっくり見ていると

働きものののアリさんたちが

おばあちゃんにご挨拶!

びっくりしながらもおばあちゃん、

いつのまにやら

アリさん達とよいしょ、よいしょ。

手にいっぱいのバゲットの粒を運んでいます。

アリさんたちが大喜び。

気づくと大きなアリさんのおうち。

みんなで楽しく入っていきます。

よいしょ、よいしょ。

おばあちゃんがささやきます。

なんだか不思議な場所だわね。

本当に不思議な場所で

入るとアリさん達に加わった

小人さん達も仕事をしています。

どうやら、不思議なこの場所では

みんなでお水を掘っているようです。

一つの大きな土のボールを

みんなでつんつん

足元をつついて穴を掘り、

大地に必要なお水を掘り起こしているようです。

隣でじゃーっと水が出て

後ろでやったー!と声がして

みんな自分の足元を

いっしょうけんめい掘っています。

おばあちゃんもポピーちゃんも

それ!それ!

前も後ろも振り向かず

足元に穴を掘っています。

それを見守る小人やアリさん。

みんなで静かに応援しているようですよ。

そしてパっと穴ができ、

ブワっと水が飛び出しました。

飛び出したお水は止まりません。

大きな大きな川になって

どんどんどんどん流れていきます。

そこにおばあちゃんが持ってきた

おひさまの光を当ててみると

あらあら、不思議!

大きな、大きな七色の虹が飛び出して

みんなわーっとおお喜び!

みんなの楽しそうな声の中から

おばあちゃんの声が聞こえます。

みんなで仲良くお仕事すると

素敵なものが形になるね!

みんなで一緒に喜び合うと

幸せいっぱいの時間になるね!

今日も冒険の中で色々見たおばあちゃん。

明日はどんな世界で、

どんなお友達と

冒険をしているのでしょう?

Fancy Granny Other episodes 他のお話とイラスト

Fancy Granny おしゃれなおばあちゃん2018年2

あっという間に新しい一週間!

時間が経つのはとても早いですね!

なかなかやりたいこと全部やりきれない気持ちですが、

焦らずじっくり、

一つ一つを大切に

作り上げていきたいです♪

先週のおばあちゃんは元気かな?

時間は全てを作り上げますね、

みーんな持っている限られた時間。

おばあちゃんはハートを磨き、

子どもたちに希望のおほし様を渡しながら

過ごしているようです。

おうちが建ったり

ロケットが上がったり

家族ができたり。

あなたはどんな時間を過ごしていますか?

いよいよ春が。。。?

と思ったらニース付近の山では雪が降り、

嵐のような天気が2日ほど続いた後、

急に初夏のようなお天気に変化した先週。

おばあちゃんも

足踏みしていた春にちょっとびっくり。

嬉しそうです♪

毎日せっせと笑顔のために走るおばあちゃん。

屋根の上もハイヒールでぴょーん!と楽しく走っていきます。

みんなの宝物は、輝いているかしら?

おばあちゃんはせっせと今日も

心の玉を磨いているようです♪

そして気づくとパワーがいっぱい入った

クッキーを

みんなに配りにドアから飛び出していました。

今日はどれだけの人が元気になれるかな?

みんなの心、元気かな?

一休み?

と思いきや、

小人達を描き出しています。

描くと飛び出る小人たち、

いたずらはしないかな?

いやいや、しているようですよ。

おばあちゃんが読んでいるお魚の本から

お魚を引っ張りだそうとしています。

釣り人さんの真似かな?

こらこら!

おばあちゃんの声が聞こえてきそうです。

そして一週間がまたスタート♪

今朝のおばあちゃんはお散歩に♪

頭の中では

鳩に乗って自由に空を飛んでいるようです。

いつも読んでくださりありがとうございます★

皆さんにとって素敵な一週間になりますように♥

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5月のお知らせです♪

絵葉書などを売っていただいているお店

もよろしくお願い致します☆☆☆

Please feel free to visit the cafe called BD Fugue Cafe in Nice, France

where you can buy my original post cards!

BDFugue Cafe

Exhibition will be held at the cafe in May for1 month.

5月に1ヶ月間展示を予定しています。

BD FUGUE CAFE

31 Rue d’Angleterre
06 000 Nice, France

サイト : Their webpage …> こちら♪

同じ時期にETSYでも売り出しますのでこちらもどうぞよろしくお願いします☆

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