独学イラスト:水彩の練習2:色を重ねて好みの色に

今回の練習は薄い色から少しずつ色を重ねて好みの色に近づけていく練習です。色々な色の重なり具合を見たかったのでイラストには船を選びました。カラフルな風船で、影もしっかり描けました♫

全体的に薄い色を合計4層重ねました。まずは油性ペンで下描きをして

最初の一層目の色を薄く塗りました。

全体に黄色と紫をうすく混ぜた色を風船の部分の下地に塗りました。

一層目の色が完全に乾いた後風船一つ一つの色を重ねて塗りました。一つの風船の色を塗った時、光はどこから来ているか想像しながら塗るようにしました。もっと意識して塗るともう少しメリハリ付いたかな?

一つ一つの風船に気をつけながら薄い色を重ねつつ、油性ペンで重なっているところに黒い点を描きこんでいきました。上の写真の右側はペンを足した状態で、左側はペンを足していません。色と黒の線や点をお互い邪魔にならないように仕上げたいので、色の様子を見ながらペンを足しました。しっかり乾いているかを確認してペンを足さないと滲んでしまうので注意です。忍耐、忍耐(笑)

最後に、風船にもう少し立体感を付けたかったのでうっすら影を付けました。色の違う風船一つ一つの色を気持ち濃くした色を作り、同じ色の風船が乾いている状態で色を重ねました。なんとなく、ふわふわ浮いているような、そんな風に見えませんか?真ん中の女ん子にも、少し背中の方に濃い色を足しました。

今回の練習目標:水彩の透明感を残すように、薄い色を重ねて好みの色に近づけること

うまくいったところ:一つ一つの風船の影の感じ。

そのために工夫した事は、影を付ける前の色と同じ色で気持ち濃く作るのですが、その濃さの程度。今回のイラストは明るい青空で昼間なので、濃くなりすぎないよう、さりげなく影ができるように色を作りました。

反省点:一層目を塗った時に大雑把に塗りすぎ、風船によっては色にムラが出て汚い感じになってしまったところ。後で濃く色を塗らない限りムラが目立つという結果に。最初から濃い色を塗ってしまうと、こうなった時の修正が効かないですね。一層目を塗る時は大胆に大きく色を付けますが、はみ出したりしないよう、細かいところは気をつけるべきでした。大雑把な私には、この点が大きな反省点になりました。

イラストについて:今回のモチーフは違う色で色の重なり方を見たかったので、たくさんの色のある風船を選びました。両側を風船いっぱいにしたのは、真ん中の女の子が風船大好きな子供時代を通り、子供から大人への道を進んでいくような、そんなイメージを表現したかったためなのですが、いろんな解釈ができそうなイラストかな?

次の課題: 今回は基本の色の重ね方練習のため、風船という丸い枠を作ってそこに色を重ねましたが、次回は枠のない場所で色を重ねる練習にしようと思います。

今日も読んでくださりありがとうございました♫独学でも水彩で綺麗に描けるようになりたい、オープンなアドバイスやご意見大歓迎です、なんとなく使っている水彩をこうしてブログに書きながら、改めて、少しでも上手になれるよう、学んでいかれたら嬉しいです。

 

コメント紹介

ブログをアップしてから直接メッセージをいただいたりしてご意見やアドバイスをいただきました♫

せっかくなので、ここで紹介させていただきます★

コメント1:風船の薄さやキュッキュッ感が出た!

コメント2:遠近感もあれば可愛いかなぁ〜

本当にありがとうございます!キュッキュッ感!本当だ!出てますね!薄さも出てる!遠近感について、同感です★こうした方が良かな、あれ、ちょっと変だねー、などなど、いろんなコメント大歓迎です★

コメント3:影があると、立体感が生まれますね〜

私もそう感じました!立体感はうまれますよね♫

コメント4:一層目の色に紫と黄色の組み合わせとは、発想なかったので驚きでしたー!

本当は単色の方が良いのかもしれないです!下地にはイエローオーカーが一般的のようです。白は強すぎるので、全体にまず薄いイエローオーカーを塗るのが良いみたいですねー。なるほどー。

コメント5:一層目の色の後、2層目に入った状態の風船の方がふわふわしていて好みです。

ありがとうございます!そうか、立体感が出てしまうとふわふわ感は弱まるかもしれないですね!目からウロコ!です!風船の場合は色を強くしすぎない方がふわふわ感は出るのかもしれない!

 

独学イラスト:水彩の練習1

独学水彩絵の具

水彩絵の具について好きなように描いてきたものの、小学校や中学校の頃以降しっかり学んだことのない初心者なので基本的な水彩の性質に触れる努力をしながら練習してみようと思います。

そんな練習の様子を時々ブログにしていきます。水彩を学ぶ方々と学びあえるようなブログにしていかれたら嬉しいです★

今回の練習で描いたイラスト:ハワイ島ワイピオ渓谷

漫画を描く弟が十代の頃に使っていたというぼろぼろの水彩絵の具を随分昔に使わないから、と譲ってくれていたのですが見かけがあまりに古いので(笑)使ったことがありませんでした。昨日は思い切って使ってみることに。本当にひどい状態ですが色はしっかりしていました。

今回練習したかったのは違う色を塗る堺の部分をなめらかにブレンドすること。

うまくいったところ

  • 色の違う部分がなめらかに仕上がったこと。
  1. そのために工夫したのは乾いていく様子を観察して乾いた後に線が残ってしまいそうな部分をテッシュなどで少し拭いた筆で色を塗ったところをやさしくのばす感じで触りました。
  2. あとは色を塗りこむ前に全体をしっかり水のみで湿らせて色を薄くブレンドさせるように塗りました。

反省点

  • 下の緑色の部分のにごり具合と、霧と雲の部分がふんわり感が足りないこと。
  • 全体的に色が薄いこと。

次の練習の課題:明るい色を下に塗って全体的に色を強くしていくこと。

練習としてできあがったイラストについて

使った絵の具:墨と水彩絵の具

カメハメハ大王の眠るワイピオ渓谷。

この渓谷はハワイ島にあるのですが、マウイ島で昔聞いた不思議ないないはずのフラダンサー達の声が響いた夜のことを思い出しながら描きました。基本、私は黒い線が好きなので黒い線画の良さもいかしながら綺麗な水彩イラストを描いていきたいです♫

独学水彩練習の様子でした。見ていられないー、とか、こうした方が良いよー、とか、皆様のオープンなご意見大歓迎です★

水彩練習:絵の具の三原色

今日の練習は、

絵の具の色の三原色

空色、紫、黄色

のうち、一つの色を基本として選び、

他二つのうち一つの色を少しずつ混ぜながら

二色のみで

光と影、

遠近

などを描く練習でした。

あれ、色の三原色って、

青、赤、黄色、

じゃなかった?

と思った方、

分かります!

実は、

青、赤、黄色は

光の三原色。

絵の具の色とは、光の三原色の青、赤、黄色から、

白色光が当たって一部吸収された後

透過されて残った光の色

なんですね。

(今日使ったフランス語での光の三原色チャート)

イメージをお借りしたサイト♫

この中央にあるシアン(空色)、マゼンタ(紫)、黄色が絵の具の三原色です。

写真の水彩の作品(途中)は、

マゼンタ(紫)を基本に選び、黄色を加えながら

オレンジ色のグラデーションを作り、

その色だけで描いたものです。

使った画材は水彩なので、

水の多さでも色をコントロールすることができ、

光や雨、水などを描きたい部分には水を多く混ぜ、

なるべく薄い黄色を作りました。

水で濡れた道路には、マゼンタ(紫)と水を少し多めに使い、

空中の光と雨の感じとの違いを表現しようとしました。

人物には、水は少なくし、光の当たっている部分や

雨の当たっている部分を考えながら黄色を少し加えて

濃く描きました。

遠くの人物を少し薄く、手前の人物を濃い目に

描く事で、遠近感が出た感じです。

また完成したらアップします。

アクリル絵の具での作品が

いまのところ一番多いのですが、

日本で作品を見てくれた友人や

絵のクラスの先生方に

水彩に力を入れる事を勧められているので、

今どうも水彩の練習をする機会を無意識的に

増やしている感覚があります。

描く時になるべく動きを感じられるよう意識して

描いています。

描かれる人物が

どんな気持ちでそこにいるか

もイメージしながら、

ただの人物や

物体にならないよう

描くのが好き♫

多分、

描きながら、

頭の中で背景を想像するのが

好きなのですね♫

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

ニースに住みながらイラスト、挿絵のお仕事をしています。

展示情報

7月31日までハワイの植物やフラダンサーをモチーフにした

作品が展示、販売させていただきました

Cafe BADABOOM

にて販売させていただいていた作品一覧は

こちら

からご覧いただけます。

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ニース駅近くの本屋さんで

絵葉書やオリジナルブックマークも販売しています。

31 Rue d’Angleterre
06 000 Nice, France

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