パリ観光:パリ近郊の村で見つけた変わった本屋

今回はちょっと楽しい本屋さんについて♫

先日ブログに書いた

ゴッホが最後に過ごしたオーベルジュ=シュール=オワーズ

には、

なんともユニークな

本屋さんがあります。

パリ旅行で一日観光が可能な村がいくつかありますが、

ここも

パリから一日で行って帰って来られるパリ近郊の村。

一見

壊れた電車か倉庫。。。

ちょっと廃れた感じが懐かしささえ感じさせてくれる外観。

一度は郵便局として使われていたのか

黄色い車体(?)には

La poste (郵便局)…?

のようだけれど、

つづりは

La POSE…

なぜ。。。?

La POSE=ポーズを取る?

もしくは

La PAUSE (La Poseと同じ音)=一休み?

それとも、

単にスペルミス?

閉まっていると

ただの倉庫のように見えます。

が、

これが本屋さんなんです♫

お昼すぎに駅に着いたら、

お昼休み中で閉店中。

夕方4時過ぎに行くとちゃんと開いていて

その

今まで入ったことのないような本屋さん

をしっかり味わうことができました♫

入り口はこんな感じ♫

強風に体温を奪われつつあった頃に

開いている本屋を見た時には心踊りました♫

中に入ると

古いフランス語の本が

そこかしこに。

長細い造りで

とにかく至る所に本の山が。

一応分野ごとに別れているようです。

上の写真は入り口から入って右手の奥へ進んだ様子。

そこだけでも随分本があるので

知らない人にとっては

古い本が乱雑に積まれている小さな本屋、

としか思わない方もいらっしゃるかも。

この部屋だけを見て出て行く人もいました。

最初私もこの部屋だけが本屋、と思っていたのですが、

レトロな人形が少し置いてあったり、

観光本が山になっている入り口付近から右手に進むと

あれ。

あれ。

あれれ?

薄暗い窓の少ない本屋かな、

と思いきや。。。

小さなドアがあって、

そこからまたまた長細い部屋が!

上の写真は、入った入り口の部屋を出て、

長細い部屋に入って振り返って映した写真。

白いドアの向こうにも

本の山があるのが見えますか?

最初に入ってきたドアは、この白いドアの向こうにあります。

この長細い部分が

外から

古い使っていない電車か、古い郵便局かのように見えた

黄色い電車の車両の部分。

この電車の中の部分が面白い!

私の大好きな

アート本が見られる棚があり、

そこにもずっといられたのですが

この後、

まだ少し長い列車は続くのです。

進まなくては!

次の車両に移ろうとすると、

左手にトイレ(昔のままのデザインで使えないみたい)が。

右手にはやはり本の山。

その先にもまだ車両が見えます。

奥へ向ってトイレを通り過ぎると

あれ?

隣にもうひとつ部屋が!

別の車両?

足元には

板。

なるほど

これで渡るのね。

とふらふらしながら(お子さん気をつけて!)

右をを見ると

左を見ると

こーんな感じ♫

た、楽しくないですか!?

本屋さんに入って、

本以外のものでこんなサプライズをもらったの

初めて♫

渡った車両は小さく窓がなくて、

椅子が置いてあったりしてなんだか居心地良い♫

風通しが良く肌寒い本屋の中で、

この車両は気持ちあったかい♫

ここには天文学や科学関係の本がありました。

この車両を後にして元の列車に戻ると

あ、こんなところにハートが♥

Coucou!

(クックー!フランス語でやっほー!)

「おしゃれなおばあちゃん」

がご挨拶(私の頭の中限定)

最後の車両には

バンドデシネ

や絵本など♫

車両のところどころに窓があり、

オーベルジュシュールオワーズ

駅が見えます♫

レトロでおしゃれで、

とっても楽しめる本屋さんでした♫

電車が来るまでの待ち時間を利用して

列車でフランス語や英語の本などを

物色してみるのはいかがでしょう?

ゴッホが最後に過ごした村:パリ近郊:オベール=シュル=オワーズ

Auvers sur Oise

(オーヴェール シュール オワーズ)

パリから北に30kmの所にある村。

ここは

画家ゴッホが1890年7月29日、37歳で亡くなるまでの

70日間を過ごした村です。

まだ観光客が少ないパリの冬のAuvers sur Oise駅は

まだしっとりと静けさが残っていましたが、

肌寒い空気の中にご夫婦やカップルなど、

ゴッホに会いに来ている観光客が、すでに少しいらっしゃいました。

パリのざわざわした埃っぽい空気と違い、

緑の香りと民家の落ち着いた感じが

とても印象的でした。

村に着くと、

ゴッホを知って訪れたためか、

それとも、この日が強風だったためか、

場所の空気が

ゴッホの絵の中に

感じるような、

少し重々しい空気。

亡くなった方の存在感が

村全体に残っているような、

そんな印象を受けました。

木々がまるでゴッホの作品の中の木々のように見えませんか?

この村で、70日間にゴッホは78点もの作品を描いたそうです。

一日1枚以上の作品!

駅から左手に道路沿いを歩いて行くと公園があり、

観光案内所があります。

公園内には

鉄でできたゴッホ

が迎えてくれ、

公園を通り過ぎると

ひっそりとゴッホの作品のレプリカを描いている画家さんのアトリエが。

風がとても強く寒かったので

少し温まろうと中へ入ると、

感じの良い画家さんが

訪れる人に見てもらうのを喜んでいる感じで

狭いアトリエにも関わらず

なんだか居心地が良い♫

写真を喜んで撮らせてくれました♫

この日はゴッホの

「ひまわり」のレプリカを描かれているようでした。

このアトリエを通り過ぎると

ゴッホが描いたパリ役場の建物が。

上の写真のように

ゴッホの絵のパネルが村のところどころに飾ってあって、

実際の景色と合わせて見ることができます♫

ゴッホが住んでいた

ラブー邸(Auberge Ravoux)も覗くことができます。

この日は日曜日で閉まっていましたが、

1階は昔画家が集まっていた時の様子が再現されていて

今でも食事ができるようです。

春から夏の間はゴッホの過ごした部屋にも

訪れることができるそうです♫

ラブー邸では

白いカーテンもその時のカーテンを再現していました。

覗いてみると、ゴッホが座っていたテーブルがそのまま。

ここからゴッホが描いていた作品に思いを馳せながら

村の風情のある細道を歩いて行くと

この日の強風が教会へ、教会へと

背中を押してきます。

風に押されるままに石畳の階段を上がっていくと

ありました、

ゴッホが描いた教会へと、続く石段。

この階段を上がると

なんとなく

どっしりと、

重々しい感じの教会が。

あら、失礼、

自分が入っていない教会の写真がなかった!

風邪でスカートがめくれるのを気にしている状態(笑)

後ろの教会の重々しさ、伝わるかな?

教会の中も少し覗けます。

入り口はここから左手。

そのまま裏に回ると、

絵のパネルがあり、ゴッホが立っていただろう場所辺りに立って

友人に絵の中の女性になってもらうと

もう、

景色がゴッホの絵、

そのまんま!

そこからさらに坂を上がっていくと、

ゴッホと弟のテオのお墓に続く道に入っていきます。

風がさらに強くなるなぁ、と思いながら歩いて行くと

急に視界が開けるような

畑。

畑の真ん中に

墓地の敷地があり、

その中に

ゴッホとテオが眠る墓地があります。

他の方々も眠るその墓地の中に

ゴッホとテオのお墓は

仲良く並んでいます。

お墓で挨拶をした後、

少し水たまりで柔らかくなっている道を進むと、

「カラスのいる麦畑」

のパネルと

その景色が。

黒い鳥、

寂しい気持ちが伝わってくるようでした。

この日は寒かったので、

あまりゆっくりはしませんでしたが、

ゴッホが最後過ごした場所での

空気感を感じることができて、

大満足な一日になりました。

パリから日帰りで訪れることができます。

この村で描いたゴッホの作品は下のサイトから見られます。

Vincent Van Gogh’s Paintings

パリ中心部のざわつきに疲れた方、

ゴッホの他にもピサロなどの印象派の画家がアトリエを近郊に持った

という美しい村に

一日足を伸ばしてみてはいかがでしょう?

まだ寒い季節でしたが、

行って良かったです♫

次回はこの村にあった楽しいブックストアの様子について書きます♫

ニースでアート生活:パリ:電車

いつぶりかな?

「おしゃれなおばあちゃん」IRL(インリアルライフ)バージョン

作りました。

他の画像はこちら♫

IRLの画像を作るのは

完全に気分転換みたい(笑)

今回はパリの郊外へ向かう

LINE H

の電車の中。

カラフルで可愛い電車でした♫

この電車に乗って

ゴッホが最後の日々を過ごした

オーヴェル=シュル=オワーズ

という村を訪れました。

おしゃれなおばあちゃん インリアルライフ Fancy Granny IRL

色々な国や場所を訪れる機会に恵まれているこの数年。

たくさん撮った写真に

オリジナルキャラクター

「おしゃれなおばあちゃん」

を登場させてみました。

イタリア、フランス、オーストラリア。。。など、

「おしゃれなおばあちゃん」

どんな一日を過ごしているのでしょうか?

普段描いている

インスタグラム

での「おしゃれなおばあちゃん」

とはまた違う雰囲気を楽しんでいただけたら嬉しいです★